©HARUHIKO MIKIMOTO
【コメント】
元の絵柄は10数年前とかなりの旧作になりますが、
再版画化に際して光の色調を明るくし、
そして全体の質感に『幻朧』で用いた点描的な質感を加味し、
より雰囲気が感じられるようにアレンジしました。
人物に関しましては当時のものをそのまま生かしております。
©HARUHIKO MIKIMOTO
【コメント】
こちらの元絵は割と近年の作品ですが、
再版画化に至ったこと、大変ありがたく思っております。
以前の版画の際には、
灯籠が淡く光っている怪しげな雰囲気を重視して仕上げていたのですが、
今回は色とりどりの灯籠もしっかり見えるようにし、
その代わりに光が滲んだような表現を加え全体の色調も少し調整してみました。
以前は夏になると近場の「灯籠流し」の催しを探して撮影に出かけたものですが、
しばらく控えておりましたので、
また撮影に出かけ新たに題材にしたく考えております。
©HARUHIKO MIKIMOTO
【コメント】
2020年の『幻獣神話展』の際には翅部分に手彩を加える前提での絵であったものを、
版画化に際し新たに加筆修正したものです。
ファンタジー的な題材はあまり描かせていただく機会がありませんし、
決して得意ではないのですが、日常的な絵柄とは違った楽しみがあり、
今後も続けていければと。
少し前から塗りの質感に変化を加えようと、
点描的な表現を加味してみていたもののなかなか思い通りに仕上がらず、
版画化に至った絵柄はなかったのですが、
今回割と気に入った雰囲気になりましたので初めて版画化していただきました。
©(株)産経新聞社/HARUHIKO MIKIMOTO
【コメント】
やはり『絵師100人展』のために描き下ろしたものです。
以前より描いてみたいと思っていたネタの一つに『御神渡り』があったのですが、
この年は久しぶりに諏訪湖で御神渡り現象をみることができるというので、
勇んで資料撮影に出かけたのですが、すでに時遅く。
残っていたのは湖の隅に小さなものがわずかほど。
結局は想像のみで描く羽目になってしまいました。
こういった幻想的なネタも描き続けていきたいものです。